★イラストコメント★
緋村抜刀斎と雪代巴を描いてみました。
シーン的には、幕末京都で起きた「禁門の変」直後の橋の上の二人・・って感じに仕上がりました。
原作が色の付いたシーンではないのですが、わたしは 勝手に夕暮れ時と解釈しています。・・・時間の流れとしては変でしょうか?
人誅編がもしなかったら、ここまで「るろうに剣心」に惚れ込むのだろうか?と思うほど人誅編はわたしとしては内的に重要なストーリーの
位置付けです。 巴にしてみれば、意図的に出会った訳ですが、精神を病んでいた剣心にとっての雪代巴は、後に悲しい運命をたどる
ことになるにしても、狂剣を振るう剣心の精神を救う・・言い換えれば、抜き身の刀を納める「鞘」としての精神的に大切な人だと思っています。
あまり上手く表現できないのですが、雪代巴とのシーンは読むと辛くて悲しいんですけど、すごく「るろうに剣心」では好きなシーンの一つです。

ちょっとだけ作画コメント。
実は、巴と抜刀斎は別々の紙に描いてありまして、二枚とも大きさがかなり違います。(抜刀斎=縦16cm、巴=縦12cm。)
巴を描いた時、横に抜刀斎がいる雰囲気だったので、別に描いてあった抜刀斎をPhotoshop上で画像を水平方向に反転させて、同時に
大きさを揃えました。今回は間抜けていて途中で大小の刀が無いのに気づいて、大慌てで抜刀斎の原画の裏に刀を描いてPCに取り込んで、
貼り付けるという事をやりました。 いや〜パソコンって便利(^^;)。(←だ・か・らぁ・・、別々に描かないで、最初から一緒に描けって。)
そして勝手に思い込んでる夕暮れの雰囲気作りに懲りました。でも最初はちゃんと仕上がるか心配でした。見えなかったら、モノクロでUPの
つもりでいました。 夕焼けの光の感じを出す為に、服と髪に淡いオレンジ色を射し入れて塗り、この段階で上手くいくかもという手ごたえを感じて、
仕上げの背景で、Photoshopのグラデーションで上から下に青からオレンジに移行するようにかけて、ブラシで雲を置きました。
自分では夕焼けの風景に見えると確信したんですけど、皆さんの目からはどう感じるのでしょうか?